「家の前に身に覚えのない商品が置かれている…」
よく見てみると食べ物だし、伝票がついているし…これってウーバーイーツの商品では?とピンときた経験があるし、今まさにそうだという方もこれを読んでいるかもしれません。
どうしたらいいのか?と対処に困っている。そんな所だと思います。
配達員として言えるのは「できれば放置、時間が経っているようなら廃棄してください」です。
丁寧にウーバーイーツに連絡したり、お店に連絡をしたりしてくださる方もいらっしゃると聞いたことがありますが、誤配された家の方がそこまで丁寧にする義務も義理もないはずですしね。
そのうえで、なんで誤配が発生するのか、一応どうすればいいのか?ということをまとめましたので、参考にしてみてください。
なぜ誤配達が発生するのか?
そもそもとして、なぜ誤配達が発生するのか。
配達員の目線として考えられる可能性には次のようなものがあります。
- 住所(番地、部屋番号 等)を間違えている
- 知識不足・やさしさ不足
この2つで、最も多いのが一番目です。シンプルに間違えて置いているケースです。
住所(番地、部屋番号 等)間違い
お客様の登録情報等は間違えていないのですが、配達員側でそれを誤解したり、間違っていたりしてで、全然違う配達場所においてしまうパターンです。
例えば、301号室の商品なのに、勘違いして310号室の前にに置いてしまうみたいなケースです。
僕もこの失敗をしたことがあります。
知識・やさしさ不足
住所間違いやピン位置(お客様が指定する配達位置情報)が間違えていたり、情報が不足していたりするが、それを指摘せずに配達するパターンがあります。
例えば、一戸建てのお届け先で1つの番地に複数のお宅があるケースがありますが、そこで表札を確認せずに、多分ここだろうみたいな感覚で置いていくパターンです。
誤配達に気づいたときにはどうすれば良いのか
では、誤配達に気づいたときにはどうすればいいのか?
これは頼んでないのに間違えて置かれた側と、頼んだけど間違えて置かれた側で対応が若干変わります。
- 注文した商品を間違えて置かれた
- 配達員に連絡
- サポートに連絡
- 注文してないのに置かれている
- 無視・廃棄
- ウーバーイーツに連絡
大きく分けると、このような対処方法に分かれてきます。
注文した商品を間違えて置かれた側
配達員に連絡
置き配の注文の場合、必ず「置き配しましたよ」という写真が届くはずです。
その写真が間違えていると気づいたときには、すぐに配達員に連絡をして、ちゃんと正しい場所に持ってくるように伝えることがまず第一です。
大抵のケースはこれで対応できるはずですが、配達員の中には電話に出ないという者もいますので、そのような場合は次の対応方法をお勧めします。
サポートに連絡
ウーバーイーツのサポートに連絡してください。
商品が間違って届けられていて、手元に正しく届いてませんって旨を伝えると、何らかの対応をしてくださいます。(たいていは返金対応になるはずです)
無駄になった時間は戻ってこないという憤りを感じられるかもしれませんし、そのお気持ちはわかります。返金になったところで時間は返ってこないというのは間違いありません。
そこはどうか、間違いは誰でもあるんだということで飲み込んでやっていただけると助かります。
注文してないのに置かれている側
無視・廃棄
身に覚えのない商品が置かれている場合、基本は無視、もしくは廃棄をお勧めします。
いつからそこに置かれているのかわからない食べ物なんて、危険物でしかありませんしね。
家の中にもって入って廃棄となると、後ほど間違えて置いてしまった商品を知りませんか?と配達員がやってくる可能性もあります。
もちろん間違えて置いていった配達員が悪いのですが、余計なやり取りが発生して、気分を害する可能性もありますので、少なくとも部屋の前や家の前に放置したままにせずに離れた場所に置いておくことをお勧めします。
ウーバーイーツに連絡
パッと見ただけではウーバーイーツの商品なのかどうかを判断するのは難しいですから、基本は廃棄や放置で良いのですが、もし伝票などからウーバーイーツの商品だと判断できるのだとしたら、ウーバーイーツに連絡されることもオススメします。
どこに、どんな商品で伝票に書かれている注文番号は何番で…ということを伝えると、基本的には、「その商品は廃棄してください」となるとは思いますが、ウーバーイーツ側で何らかの対応をしてくださいます。
誤配達に気づいたときの注意点というかお願い
誤配達に関しては、次のような法律があります。
フードデリバリーの配達がそれに該当するのかどうかはわかりませんが、おそらく該当すると思いますし、法律にのっとった対応をしておけば間違いが無いとは思うので、ぜひこの機会に知っておいてください。
郵便法第42条(誤配達郵便物の処理):郵便物の誤配達を受けた者は、その郵便物にその旨を表示して郵便差出箱に差し入れ、又はその旨を会社に通知しなければならない。
② 前項の場合において誤つてその郵便物を開いた者は、これを修補し、かつ、その旨並びに氏名及び住所又は居所を郵便物に表示しなければならない。
要するに、誤配してまっせと伝えなければいけないし、壊したらあかんよってことなんです。
食べ物だと分かったとしても、それを食べてしまうのは衛生的にも法律的にもあまり良い結果になりそうにないので、離れたところへ放置かゴミだと認識した建前で廃棄という対応をオススメします。
というわけで…
もし、ウーバーイーツなどのフードデリバリーのご配達に気づいた場合はどうすればいいのか?についてまとめました。
注文した側か注文していない側かで対応が少しだけ変わりますが、身に覚えのない側は放置か廃棄が基本、された側は配達員とサポートに連絡が基本となります。
面倒くさいですよね…
これをきっかけに「だからウーバーイーツが嫌いなんだ!」とか「嫌いになった!」とか言われても返す言葉もございません。そりゃこんな体験をすれば嫌いになります。
配達員としてはそういうことはないように最善の注意をはかりますし、対応次第だと思っていただけるようでしたらその思いに期待してベストを尽くす配達員やサポートも少なくありません。
是非、チャンスを与えるつもりで誤配商品の対応にご協力いただければ嬉しく思います。