某フードデリバリー配達員のブログ

中年男性フーデリドライバーの独り言

「ウーバーイーツの配達員にやばい奴が居る…」のはなぜ?どうすればいい?

「やばい配達員がいる」みたいな、どこかのアーティストの名前のようなことをネットでちらほら見かける。

実際に町中にいる配達員を見ても、やばい配達員は居るので、その声が出てくるのも理解できる。

では、なぜヤバい配達員がちらほら居るのか。
そういう配達員を避けるにはどうすればいいのか。

みたいなことを配達員目線であれこれ書いてみたいと思います。

やばいウーバーイーツ配達員の特徴

やばいと言われる配達員って、総じていえば「ルールを守れない」という一言でまとめることができたりするんですが、具体的に言えば次のようなものが該当するんじゃないかな?と思ってます。

配達員としてのルールが守れない

1つが、配達員としてのルールが守れない。

例えば、お客様から「置き配をしたあと、チャイムは押さないでください」とアプリのメモ欄に書かれていても、それを守れない。チャイムを押してしまう。

ピザや寿司などの、水平な状態で運ばなければいけない商品を縦にした運んだりする。

自分は見たことがありませんが、中には配達の品をつまみ食う配達員も居るらしいですしね。

こういう配達員としての当たり前が理解できない配達員も居ます。

社会のルールを守れない

社会で明文化されているルールや、暗黙の了解のようなルールが守れないということもあります。

例えば、服装。不潔な服装は論外ではありますが、それが理解できず、汚い服装で配達する配達員も珍しくありません。

中には「お風呂に入ってないよね?」という匂いを漂わせて配達する者もいますから、そんな不潔な人間が食べ物を扱う仕事としているなんて考えただけでもゾッとします。

交通ルールが守れない配達員はわりかし当たり前にいます。

社会のルールよりも俺様のルールのほうが上だと思っている配達員が少なからずいます。

対人関係のルールが守れない

個人的に一番やばいと感じるのは、対人関係の構築に難がある人物が居るということです。

お店やお客にキレ散らかす配達員も居るし、女性のお客様で好みの人が居たら、その人の家に押しかけたり、待ち伏せしたりする配達員も居たりします。

配達員同士での殴り合いの喧嘩も珍しくないですし、喧嘩をするとなったら、それがたとえお店の入り口であってもお構いなしに喧嘩を始めます。

対人間に対して支配や服従というニュアンスの態度がすぐに出てくる配達員が一定数います。

なぜ、やばい配達員が居るのか

なぜ、そんなやばい配達員が居るのか。その理由はたった1点、敷居が低い仕事だからです。

採用テストのようなものがない

ウーバーイーツの仕事もそうですし、他のフードデリバリーの仕事でも同じことが言えますが、配達員をやるのは超絶簡単です。

申し込んで、場合によっては簡単なテストをパスすれば、配達員になれます。この配達員として登録する段階で弾かれる方は不法就労者ぐらいです。(一時期は本当に不法就労者の巣窟でした)

とにかくほぼ確実に誰でも配達員になれます。配達員の人数が企業の売り上げに直結するので、一人でも多くの配達員を確保したいという意図が企業側にあるのだと思います。

だから、絶対に社会的に問題がある、仕事をすると何等かの問題を起こすと思われるような人物でも配達員に登録できたりします。

仕事の評価で選定している

面接や登録時のテストを通して採用不採用を決めるのではなく、仕事を通して、適しているのか不適格なのかを判断していこうという考え方が各フーデリ会社にあるようにも感じます。

まず仕事をやらせてみる。それで問題なくうまくやってくれるなら、それでいいじゃないか。
もし問題があるなら、一定のライン以下は切り捨てましょう。

こんな考え方です。

実際に、トラブルを起こした配達員はアカウントが停止され、滅多なことがなければそのアカウントは復活しません。

やらせてみてダメと判断した場合の冷酷さはさすが外資!って感じです。

てなわけで・・・

ヤバい配達員がどうしても一定数混ざっているのが現状です。

だから「フードデリバリーを頼みたくないって人が居たとしても仕方がない…」と配達員の立場からも思います。

時々そういったヤバい配達員がニュースになったりもしますし、そのたびに、「なんでこんな奴が同じ仕事してるんやろ…」ってガッカリもします。

 

だからこそお願いしたいのが、お客様として利用した時に「こいつ、ヤバいかも・・・」と思う配達員が配達に来たら、遠慮せずに配達員への評価を低評価にしてください

配達員は、自身の評価が著しく低くなるとアカウントが停止されます。

ヤバい配達員のアカウントが停止されれば、お店、お客様、同業の配達員すべての方にとってメリットがありますので、遠慮せずに低評価にすべきと思った配達員は低評価にしてください。

なんなら、荷崩れが激しいとか、ひどく不快な思いをしたとかなら、サポートにクレームを入れてもいいと思います。(場合によっては返金対応があります)

 

ベストはそういう配達員が採用段階から居ないことなのですが、ビジネスモデル的にそれは難しいっぽいので、評価によってご協力いただければ嬉しい限りです。

そして、やばい奴は今後も一定割合で出続けることになるのも、仕方がないという側面もあります。残念ですが…。