某フードデリバリー配達員のブログ

中年男性フーデリドライバーの独り言

ウーバーイーツ配達員が手ぶらで配達していたがあれはアリなのか?

「ウーバーイーツの配達員が手ぶらで配達していた」

そんな投稿や書き込みを見かけることがありますし、事実、僕も何度も見たことがあります。

「あれ?バッグはないの?」と。
中には原付のシート下に入れたりしている配達員も居ます。

じゃあ、手ぶらでの配達はOKなのかどうか?

そのようなことを書かせてもらいます。

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ウーバーイーツの配達員はノーバッグでも良いのか?

規約ではこのように書かれている

配達パートナーが断熱素材の配達用バッグを使用すると、Uber Eats ユーザーおよび配送受取人の満足度の向上に役立ちます。ただし、法律で使用が義務付けられている地域で配達する場合を除き、必須ではありません。

自転車による配達の場合、揺れや気象条件の影響から飲食物を保護する専用の配達バッグを使用すると、効果が高まります。

www.uber.com

このように、配達時に断熱材のはいったバッグを使うといいよ、でも必須じゃないよ!ってことが規約に書かれています。

もちろん各都道府県、市区町村でどういう取り決めになっているのかによりけりではありますし、そこまでを細かく調べていませんが、ひとまず規約としてはノーバックでもセーフなのです。

なぜバッグ使用を強制しないのか

あくまで憶測ではありますが、配達員をしていて感じるのは、ウーバーイーツは”強制する”ということをとことん避けています。

これは、強制する→強制するならそれって雇用だよね?→雇用とみなしてウーバーイーツが配達員の保険やら税金やらちゃんとしてね!という流れになるのをとことん警戒しているためです。

例えば、服装や見た目が自由なのもそうですし、配達リクエストを自由に拒否してもいいというのもそうです。強制したら、それは実質雇用関係ですよね?となりかねないので、強制をとことん避けています。

配達用バッグに関しても同じ理由で強制していないという背景があるのだと思います。

手ぶら配達員を見かけた時の注意点

冒頭に、手ぶらの配達員を見かけたとしても、とても微妙なんよな…と書いたのを覚えてますでしょうか?

規約上アウトではないという理由もありますが、店や道中で手ぶらの配達員を見かけても「せめてバッグぐらい使おうや」と声をかけられない決定的な理由があります。

仕事中かプライベートか区別がつかない

バッグを背負ってないし、商品を手に持っている。でもそれは私物である可能性が0じゃないんです。

もし私物を手でプラプラぶら下げて持って帰っている途中なのだとしたら、誰にも迷惑をかけてませんから、注意をする筋合いはありませんよね?

だから見かけても声をかけずらいという事情があります。

逆に言えば、もどかしいですが、注文をしたお客様にしか「ノーバッグで手ぶらで来た配達員、許せん!商品状態が悪化してるやんけ!!」と注意しにくいのです。

そのうえで、どう対応すべきか、何ができるのかというとこうなります。

手ぶらのノーバッグ配達員が配達に来た時にはどうすべきか

規約的にノーバッグでも良いのだとしても、そんな配達員に配達してほしくない。

では、どうすればいいのか?となると、大きく分けると2つあります。

低評価をつける

配達完了後に配達員の評価をアプリが求めてきます。そこで低評価をつけてやってください。

即効性はありませんが、

  • 評価が下がっているのはなぜ?と自分の行動を振り返るきっかけになる
  • 一定以上を越えるとアカウント停止になる

などが低評価を点けることで期待できます。

サポートに報告する

手間ではありますが、ウーバーイーツのサポートに報告する。一押しの方法です。

商品が傷んでいたという旨で報告して、頼んだ商品が崩れていた、温かい商品が冷めていた、冷たい商品が温かくなっていたなどの理由を伝えてください。

事実であるとわかれば返金対象になるでしょうし、その配達員には時間をおいて丁寧に商品を運べ!というメッセージが届くはずです。

(時間をおくのは、すぐにメッセージを送ると、誰がクレームを入れたのかを特定しやすいためです。1日、2日空けることで、誰がクレームを入れたのかわからないので、逆恨みに遭うリスクを下げています)

というわけで…

手ぶらの配達員を見かけた。

あれはどういうことなのか?ありなのか?あんなのに配達い来てほしくないのだが、どうすればいいのか?

という事に対するポイントを紹介させていただきました。

 

原則としてノーバッグは禁止じゃないので、「何があかんねや?」と言い返されたら終了なんです。なんなら、私物の持ち帰り品や!と言われたら、こちらがごめんなさいと謝らなければいけません。

だから、バッグを持っている持ってないと争点にした注意の仕方では事態は解決しません。

「それによって、商品が悪くなってたよ」というサービスとして不満ですという角度での注意が効果的です。

ただ、これが出来るのは注文したお客様のみです。しかも事後報告ですから、一度は胸糞悪い思いをしてしまうということは避けられません。サポートへのクレームがちゃんと通れば返金対象になりますが、必ずというわけではありませんし…。とても歯がゆいのですが…。

 

歯がゆいですが、そういう配達員を撲滅するには、今のところお客様からの評価やクレームの積み重ねしかありません。

よければご理解とご協力をいただければ嬉しく思います。

 

ちなみに僕はいまだにちゃんと背負って配達しています。ほめてください。