某フードデリバリー配達員のブログ

中年男性フーデリドライバーの独り言

ウーバーイーツ配達員が商品を持ち逃げしてるのでは?と感じたときのチェックポイント

持ち逃げ!?

そう感じるような配達員の挙動を感じたとき、その疑いの心は一度スイッチが入ればそう簡単に解除されることはないはずです。

そんな持ち逃げ疑惑の今この瞬間に、どう判断すればいいのか、どう考えればいいのか。

現役配達員として書かせていただきます。

「ウーバーイーツの配達員が持ち逃げ?」と思ったときに起きていること

「持ち逃げ」と思うような状況に遭遇しても、必ずしもそうとは限りません。

配達員としての僕の経験上、次の3つの可能性があります。

指定された位置が違う

規約上、配達先は”お客様の指定されたピンの位置となっています。

ここをあまり理解されていないことが多く、お客様は「入力した住所に持ってきて当然」と思っているため、ピン位置をあまり気にかけてないケースがあります。

規約としてはピンの位置までもっていくのが配達員の仕事ですから、ピンの位置で待機しているケースもあります。この場合、10分待っても取りに来なかったらお客様キャンセル扱いで終了となります。(料金はお客様負担です)

全然来ないな…持ってくる気がないな…ってときは、ピンの位置が間違っていないかを確認してみるというのが1つ目です。

先の配達に向かっている

2件同時配達という配達手法があります。

これは配達員が独自にやっているものではなく、公式に運営側からそういう案件が飛んできます。
同じような方向のお客様の案件が他にもあるので、2件同時に配達してくれませんか?というリクエストが来るのです。

その2件配達の2件目があなたである場合、1件目の配達に向かっている姿はまるで持ち逃げしようとしているように見えるかもしれません。

(2件同時配達の時には、アプリの画面上に先に他のお客様の配達に向かっている旨が出ているはずです)

本当に持ち逃げしている

本当に持ち逃げしようとしているケースもないとは言い切れません。

可能性はゼロではありません。
配達した振りをして持ち帰ろうとしている可能性もありますので、もし、未配達なのに急に配達完了画面になった場合は、即座に運営に報告して持ち逃げされた旨をお伝えください。

返金はもちろんのこと、そういう悪質な配達員がマッチしないように、配達員のアカウント停止という措置がなされるはずです。

置き配の場合、注意してほしいこと

海外の事例ではありますが、置き配での持ち逃げという事例もあり、これは少々厄介です。

置き配しましたよという証拠の写真を撮り、その後に持ち逃げするのです。

写真がありますので運営側はちゃんと配達できているとみなしますので、「届いてない!」とクレームをつけたお客さんを、料金をせしめようとするクレーマーとみなす可能性すらあります。

防犯カメラがあれば問題ありませんが、もし設置されていないなら、正しく置き配されるか否かを隠れてスマホで撮影しておいても良いかもしれません。

そんなわけで

「持ち逃げ?」と思ったときは、いったん様子を見ることがお勧めで、できればピン位置の確認を行うこともお勧めします。

ピン位置が全然違うところに刺さっていれば、配達員によってはそちらに向かうケースがあります。

ピン位置は正しいが明後日の方向に向かっている…と感じたときは2件同時配達の1件目に向かっているか、他社の配達も同時に行っている可能性があります。(後者は規約的にグレーなのがまた厄介なんです)

また、実際に持ち逃げしようとしている奴もいます。

怪しいな…と思ったら警戒するに越したことはありません。