「フードデリバリー配達員は、どの会社(フーデリ会社)の配達員かで違うの?」
そんな疑問を持つ人も少なからずいらっしゃるようです。 気になりますよね?まるで違いがあるかのようなCMを流していた企業もありますし。
結論を言いますと、差はない状況でしたが、徐々に差は出始めています。 なんなら、質が良いと思っていた企業が実は一番質が低い可能性すらあります。
そんなことをツラツラと。
フードデリバリー配達員の質は各社で違うのか?
配達員の質に差は出ない理由
基本的に配達員の質に驚くほどの差はありません。
なぜなら、多くの配達員がいくつかのフーデリ会社に並行登録し、同時オンラインをして依頼を受けているためです。
A君は3社に登録していて、その3社を同時にオンラインにし、依頼が来たところの案件を受け、配達が完了したらまた3社同時オンラインにして依頼を待つ。
そんなスタイルの配達員が多くいます。
一社にしか登録しない!みたいな専属状態の配達員も居なくはないですが、多くの配達員が複数に登録して、同時並行で稼働しているのが現状です。
そのためフーデリ会社によって配達員の質に差はでにくいのが現状です。
登録審査と評価システム
基本的に、配達員の質を上げるために2つの評価段階が設けられています。
- 登録時の審査
- お客様からの評価
この2つです。
登録時の審査で最低限の条件をクリアできれば配達員になれ、その後の配達によってお客様から著しく低い評価を獲得したり問題行動を起こさなければ配達員を続けられます。
なので、極端に質の低い配達員は最低限排除されるようにはなっています。
ただ、グラデーションはあります。
めちゃくちゃ優秀な配達員も居れば、足きりの当落線上の配達員も居ます。足きりの当落線上の配達員はまあひどいもんですから、こういう配達員に当たったときには「A社は最悪だ!」と感じるかもしれません。
そして、評価システムによって、フーデリ会社間に若干の差が生まれつつあります。
評価システムの質の違い
どのフーデリ会社であっても、お客様からの評価が著しく悪い、もしくは不正な手続きで登録をしていた配達員は登録解除になります。
例えば、お客様にストーカー的行為を働いたことが通報されたり、不法滞在者が他人のアカウントで稼働していたなどは、即アウトで登録解除になります。
ただ、それはA社で登録解除になっただけです。 B社やC社では今まで通りに稼働できたりします。
某ウーバー○ーツでは不法滞在のベトナム人が大量に登録していた時期がありますが、その排除に乗り出し、状況が正常化されればされるほど、そのベトナム人たちは出○館に流れていきました。
当時の出前○はお客様からの配達員評価システムが装備されておらず、また、別人のアカウントで稼働していないかをチェックする仕組みもありませんでしたし、単価も業界屈指の良さでしたので、不法滞在のベトナム人にとっては最高の環境でした。
過去形で書きましたが、今も名残を感じることは多々あります。
皮肉なことに、「出前○は配達員の質が良い!」みたいなことを売り文句にしてCMで流していた時期もあるのに、時間とともに一番質の悪い配達員が集結しているのが出前○となってしまっています。
最近になってようやく評価システムを導入していますが、これがちゃんと機能するかどうかも甚だ謎ではあります。
そんなわけで・・・
フーデリ会社によって配達員の質の差が出るのか否かで言えば、それほど差がでにくいのが現状です。ぶっちゃけ大差はありません。
ただ、評価システムの導入によるスクリーニングで配達員の質に差がつき始めているのが現状ではあります。
質が悪いと言われ続けていたウーバーイーツですが、今ウーバーイーツで長く配達員をしている人は一定レベル以上の配達の質を持っている人だけです。
誰でもできるから配達員の質が悪いという時期は確かにありましたが、そういう質の悪い配達員が時間とともに消えていきました。
残っているのは質が一定レベル以上の配達員です。
その一定レベル以上の配達員の割合が大きくなりつつありますので、配達員の質が上がっているのは当然のことです。
某出前○のように、そういったスクリーニング機能がないフーデリ会社は質が上がる仕組みが無いので、目も当てられない状況になりつつあります。
そんなわけで、時間とともにどんどん配達員の質の違いはでるとは思いますが、業界の中にいて、配達員を見ている立場からすると、ウーバーイーツの配達員の質が一番良いと断言できる未来はそう遠くはないと思います。
よければ参考にしてみてください。