オードリーの若林さんが、東京ドームでのライブに向けての体力づくりの一環としてウーバーイーツを始め、その模様を不定期に動画にされています。
(東京ドームライブはもう終わっていて、この動画は2月に撮影されたものです)
先日そのウーバーイーツ稼働中動画がアップされたので、さっそく拝見しました。
同じ配達員としては「あるある」とか思いながらニヤニヤ見るという最高の動画なわけですが、その感想と言いますか、思ったことをツラツラと書きたいと思います。
説教とかそういうニュアンスのつもりはありません。あくまで思ったこと、感じたことです。
オードリーの若林さんのウーバーイーツ配達員活動動画
評価を気にしているのはさすが
芸能人ということもあってか、お客様の反応をとても気にしているのはさすがだな・・・と思いました。
しきりに「評価が・・・」とアプリを気にし、全然評価が反映されないことに憤りを感じておられました。
ただ、仕様が大きく変わってないのなら、評価はリアルタイムで反映されるわけではありません。1日、2日空けて反映されるようになっています。
リアルタイムに評価が反映されてしまうと「さっきのお店、バッドつけやがった!」や「さっきのお客、なんでバッドやねん!!」みたいな逆恨みが発生してしまう可能性があるので、リアルタイムでは反映されませんというのが公式からのアナウンスとしてあった記憶があります。
実際はそういう建前にしておくことでトラブルを回避するようにしているのかもしれませんが・・・。
いずれにして、評価をすごく気にしておられたのですが、配達の評価がすぐに反映されるものだと信じてやんでおられないな…とは感じました。
十分高レベルの対応をされている
評価の反映タイミングを誤解されているのを踏まえてではありますが、十分に素晴らしい対応をされているのに、あれでは不十分だと感じてしまっている点です。
声は出ているし、お辞儀もちゃんとしているし、受け答えも丁寧だし…テレビのメインを何本もやっている人なんだから、最低レベルの対応水準が高いのは当然だわな…と思わざるを得ない素晴らしい対応です。
あれで高評価を押さないのは、客側の感度の問題ではないだろうか…とすら思います。
でも、評価がリアルタイムに反映されるものだと誤解しているので、それでは不十分だと感じてしまうというスパイラルにハマっているな・・・と。
ぶっちゃけ、他の配達員であのレベルの対応をしている人は1%ぐらいじゃないかな?と思います。
楽しそうにやっているのが一番
配達員をしている人間は、生活の糧として、ライスワークとしてこの仕事を選んでいるというケースが少なくありません。
でも、若林さんはそういう意味合いでこの仕事をやる必要がない。ウーバーイーツをやるのはあくまで体力づくりの一環として…という側面があるので、仕事そのものをとても楽しんでされているように感じます。
これって配達員が初めのころには持っていたのに、真っ先に失くしていく感情だと思うんです。
街のあちこちに行って知らないところを知る。地元と言えども、広いな…とか、知らない場所がまだあるんだ…という楽しみがあったのに、どんどん消えていく。
そして作業となり、ロボと化していきます。
そんな配達ロボと化した配達員から見ると、楽しそうに配達をしている姿は、新鮮でもあり、初心を気づかせてくれる素晴らしい映像でもあると感じました。
まとめ
そんなわけで、若林さんのウーバーイーツ配達動画を見た感想をツラツラと書きました。
「楽しそうにされているのが配達員としてはうれしかった」というのが感想として一番に来るかもしれません。なにせ負け組ランドセルだなんだと揶揄されることが多い仕事ですから、自分たちの仕事に誇りを持ちにくくなっているのが現状でしたので。
楽しんでくれている姿は、励みになりました。
若林さんからすると、芸人の先輩後輩にウーバーイーツの配達員が居るからまた違った印象を持っていて、配達員をやるということへの抵抗が他の人より少し低いというのもあるのかもしれません。
若林さんの芸人としての恩人のtaigaさんもウーバーイーツの配達員ですしね。
自分の配達員活動のモチベーションアップになる良い動画でした。