思考の練習帳

適当に。

アイスバケツチャレンジ拒否で思う寄付という行為

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アイスバケツチャレンジ

Ice Bucket Challengeとは編集


もうブームが去りつつありますが、この8月急に注目を集めたお遊び的プロジェクト(?)。

はじめて知った時には、おお!すごい発想だな!!って思ったのですが、どうも、こういうのをよろしくなく思っている人が居るという現状。

なんでだろう?って疑問に思ってたんです。

少し考えてみました。

アイスバケツチャレンジってよく出来てるな・・・って思った

これを知った時には誰も損をしないイベントだと感心しました。

寄付を募りつつ病気の認知度を上げる事ができる
動画をアップする事で世界中にイベントPRができる
セレブと言われる人たちのパフォーマンスになる

関わった人が、それぞれにメリットがある取り組みだと思ったんです。

特に、アメリカのセレブと言われる人達は寄付をするという文化があります。

寄付をする事で善人アピールをしているだとか、そういう考えが出来る人だから金持ちになれた等の捉え方はいろいろありますが、寄付というものが根付いてます。

そのセレブが、ただ寄付をするのではなく、庶民のような悪ふざけをしている姿が親近感を醸し出す事もできるので、寄付をする行為だけではなく、更に好感度アップも図れる取り組みだと思ってました。

アメリカらしい発想だな・・・って思ってましたが、どうも日本では違うようです。

拒否する人もいるという事実

例えば、ビートたけしさんは、やらないと宣言しましたし、武井壮さんもやらないと言ってますし、金爆の鬼龍院翔さんは違和感があると言ってます。

アイスバケツチャレンジを拒み「氷水はかぶりません!」と宣言した武井壮さんに賞賛の声相次ぐ 「漢だ」「最高」 | ロケットニュース24


ビートたけしが「アイス・バケツ・チャレンジ」拒否 「オレはやんないよ。お金も払わない」 - ライブドアニュース

 

金爆の鬼龍院翔、アイスバケツチャレンジせず - 音楽ナタリー


そうなんだ・・・と思ってましたが、指名される側から見ると、そういうものなのかもしれません。

多分、このような事を指名された方は感じるんだと思います。

 

寄付が善意ではなくなる

善意で寄付をするのではなく、「寄付をしろ」という強迫観念のようなものを感じるんだと思うんです。そうなると、寄付という行為の持つ性格が変わるんだと思います。

善意の寄付じゃなく、使命感の寄付
これはなんか違うよね?みたいな。

病気をPRに使いたくない

病気をPRに利用している感じがるという事も考えられます。

病気で苦しんでいる人に寄付をして手助けをする事に抵抗がなくても、その病気を使って自分の名前を売る感じというのが好きじゃないという人も居るのでは・・・?と。

キリがなくなる

寄付をし始めるとキリがないというのも考えられます。

あちらに寄付をして、こちらに寄付をしないのはなぜ?
病気で苦しんでいる人がいますよ!偽善者ですか?みたいな。

日本人特有のもの?

こういう懸念を持っているんじゃないかな?って思うんです。

だから日本人はダメってわけじゃなくて、多分、アメリカ人と日本人の性質の違いってのがあるんじゃないかな。

同じ写真や絵を見ても、アメリカ人は主役を見るが、日本人は背景を見ると言います。

アメリカ人は自分がヒーローになる行為という事に誇らしさを感じ賞讃を受けますが、日本人はその行為が周囲との調和の中でどういうものなのかを無意識に見てしまうので、反応が違うんだろうな・・・って思うんです。

こういう事一つにも国民性が出るのかな・・・?と考えさせてもらいました。

寄付行為そのものの印象にしてほしくない

話は少し変わってしまいますが、僕は、このアイスバケツチャレンジがALSの寄付のためだと聞いて、少し嬉しくなりました。

僕の後輩の1人がALSで苦しんでいるので、その後輩の病気が少しでもよくなるような取組なのかもしれないと思うと、ホッとしたのと嬉しいのとで、アイスバケツチャレンジを応援したいという気持ちにつながったと思います。

ALSって何よ?
って関心を持つ人が増えただけでも、大きな前進だと思います。

ALSとは編集


世の中には難病のためになかなか希望を持てない人も多くいらっしゃると思います。その中には、患者数があまりにも少ないので、研究が後回しになっている病気もあると聞きました。

税金や企業の研究費で病気の研究を進めるのが本来のやり方だとは思いますが、費用対効果という概念がどうしてもそこには入ります。効果が大きい研究を優先させるのは仕方がありません。

しかし、患者数が少ないという理由で後回しにされる病気もあります。

そういう病気の研究を進める上で大きな頼りになるのが寄付金です。

 

なので、できれば寄付という文化を頭から嫌うのではなく、「こんな事をしなくても寄付ぐらい普通にするよ」ってなってくれたらいいのにな・・・って思っています。


で、言ってるお前はどうなのかって?

そういう事は言わないほうがカッコいいよね!って今まさに思ったので、寄付ってやっぱりそういう事なのかな。

陰徳ってやつなのかもしれない。

 

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生きる力―神経難病ALS患者たちからのメッセージ (岩波ブックレット)

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