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思考の練習帳

適当に。

読書を活書に変えるための3つのポイント

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活書のススメ

本を読んだ。
でも・・・何も変わらない。

 
今思えば、僕の読書はそんなものだった。

何も変わらないと言ってしまうのは乱暴かもしれないが、役立ったとしても雑談ネタが増えた程度である事が多い。

こりゃダメだと思って読書スタイルを見直してみて、一定の手ごたえを感じるようになったので備忘録的に書きたいと思います。

3つのポイントが大切

一定の手ごたえを感じていると書いているが、一体どういう事なのかという事を先ず説明したいと思います。

一言で言うと、読書を通して得た知識を使える」というレベルにまでは最低限行けるようになっているということです。

1カ月につき1つは新しい考え方、新しいフレームワークが身に付き、それを自然と使っている自分がいます。

この変化は次の3つを特に注意したからに他なりません。

問題を明確にする

本を読む理由が娯楽目的じゃない限り、その読書には何らかの目標や問題意識があるはず。

ところが、この目標や問題意識の部分を掘り下げないまま本を読むと、表面的な知識をなぞる事になってしまいがちで、使えない薄い知識しか手に入らない。

例えば、恋愛関連の問題意識を抱えて本を読むなら、恋愛テクニックを学ぶよりも、本質的な部分の動物としての本能について学ぶほうが応用の効く知識を得る事ができます。

問題だと思っている事を分解したり深堀してから、その問題を解決するための本を読むほうが効果が高いです。

誰の教えを学ぶのか

極論、本じゃなくても知識を得る事はできます。
ネットを活用すれば知識は得られます。

ただ、基本的には検索ワードをぶちこんで調べる事になりますので、ネットを通して知識を得られるのは、自分が知っている範囲に限られてきます。

また、情報の質という部分を踏まえると玉石混淆のネット情報を鵜呑みにするのは危険です。

そういう事から、知っている範囲の深堀りには役立ちますが、知らない事を学ぶ上では、知らない事に網羅的に触れられる信頼できる知識源から学ぶ事が大切だというのが僕の持論。

理想は直接会って質疑応答できる知恵袋的な人に聞きたいけど、そういうツテの有無や時間の擦りあわせという手間も踏まえると意外と難易度が高い。

知らない事を網羅的に学べて信頼できる知識源として僕の中で次に挙がるのが本です。

読書を知識人にお会いして話を聞く代わりのものと考えると、著者の背景を重視して本を選ぶ事になります。経験上、信頼できる知識人であろう人物の本は、やはり内容にも一定の質が担保されている。(中にはハズレもあるが)

著者に話を聞きに行くつもりで本を選べば、良い本にであえる率が上がる。

アウトプットを前提で読む

この部分の意識づけが最も効果がありました。
今までの読書は”読む”ことがメインでしたので、読み終わると終わりです。

ただ、なぜ本を読むのかという目的や理由の部分を踏まえると、それを活かすためです。

つまり読んだ内容をアウトプットできる事にこそ価値があるのですから、アウトプットまでが読書プロセスの一部のはずです。

そこで僕はノートを1冊用意しました。
ノートに読んだ内容をまとめる、メソッドを試してみるなど、読書プロセスにアウトプットを課しました。

いざ実践すると「あれ?ここはどうだったかな?」という新たな疑問が生まれ、その疑問を解決するために読み直すという作業を経て、学びを深める事になります。

それを何度もやっているうちに理解が深まり、理解が深まると同時に日常生活の中でも学んだことを自然とできるようになっています。

ちなみに、ブログに本の要点を書きだす事を実践していた時期もありますが、要点を記事にして満足感を得てしまい、僕は身になりませんでした。学んだ知識を実践するためのアウトプットではありませんからね。

本から学んだ事を、一度学んだ通りに試すことで骨身になるというのが実感であり、だからこそアウトプットまでをワンセットで考えています。

「読書」と二宮金次郎の弊害

以上の3点です。

八つ当たり以外の何物でもありませんが、読書という字面と、読書の尊さを表現した二宮金次郎像(今もあるのでしょうか?)は、読書の良さを伝える上で大きな誤解を生んでいると今は思っています。


「読書」という言葉の、書物を読むという文字面から、読書とは本を読む事なんだという意識づけが強くなりすぎていると思うんです。読んだ内容を活かしてこそ読書の価値が生まれます。

そういう意味では読書より「活書」としたほうが良いのでは?と思っています。

そして、二宮金次郎像も読書の誤解を生んでいます。
薪を背負って日々暮らすという生活から抜け出せないまま本を読んでいる彼の姿は、むしろ本を活かせてない悪い見本なのではないでしょうか?

寸暇を惜しんで本を読んだら生活レベル向上しましたよ!的な像なら説得力のある像だと言えると思います。


というわけで、本は活かしてなんぼです。僕は・・・

活かすために、何のために、誰の本を選び、自分自身でテストする。

という3点を意識するだけで急激に吸収力が上がりました。

よければ参考にしてみてください。